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「くるか…──」
上がる息を堪えながらザイードは耳の後ろから囁いた。後ろからゆっくりと動くザイードの揺さぶりに、愛美の肌とザイードの形のいい陰包が弾き合い高い音が鳴り響く。
「ああだめっ…奥がっ…」
気持ちいい──
愛美は仰け反るように背筋をカーブさせて喘いだ。
痛みを感じていた入り口は愛美の溢れた蜜で滑り、ザイードの律動によってどんどんほぐされていく──
ザイードは咽ぶように声を上げ始めた愛美に全身を預けるようにして覆い被さった。
奥への密着が深まる──
前後の長い動きからザイードは小刻みに腰を揺さぶり始めた。
「ああっそれだめっ…」
その動きは愛美が強く快楽を得る箇所を軽く繰り返し刺激してくる。
「ああっもうやめてっ…」
「はあっ…マナミっ…」
低い声で急くように囁いた。覆い被さったザイードの額から汗が滴る──
「辛いなら陽の神に祈れっ──…早く姿を現せと乞うてみろっ…」
ザイードも苦し気に息を吐く──
後ろから突きながら絨毯に顔を伏せた愛美を抱き起こすと、ザイードは胡座をかいた膝に繋がったまま愛美を座らせる。
ザイードは啼いて顔を歪める愛美の顔を後ろに向かせ覗き込むように唇を塞いだ──
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