2章 捕縛の掟

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・ 嵐のような接吻── 重ねた唇は呼吸も出来ない程に愛美の全てを荒々しく奪っていく。 ザイードは自分の膝の上で脚を開ききった愛美の赤い芽を片手で摘まんだ。 「やあっ──…っ…一緒にしたらだめっ…っ…イっ…」 強引な口付けを繰り返しながら喘ぐ愛美の言葉を遮る。 「小さいくせにあり得んくらい硬くなってる…っ…そんなにこれがいいか」 「うぅっ…いっ…く」 もうだめ…… どこを触られても気持ちいい── ザイードの指の腹が敏感な肉芽の尖端を器用に捕えて捏ね続ける。 他への愛撫は強いのにそこへの愛撫はとても優しい── 触れられていない乳首が痛いくらいに硬くなり、愛美は口付けをするザイードの黒髪を鷲掴み、無意識にまさぐりながら息を上げる。 愛美に乱され緩く結ばれていたザイードの長い髪が弛(たゆ)み、崩れていく。 ほどけた毛束が肩から前に落ち、愛美の白い体にイバラの蔓のように絡み付いていた。 愛美は熱い呼吸を整えるよう深い息を吐くとふとザイードと視線が絡んだ。 威圧的だったはずのザイードの瞳が熱情を含んだ眼差しで見つめている── 愛美はとっさにそこから目を反らした。 「ああっ…」 顔を背けた途端、激しい揺れと同時に赤い芽への刺激が送られてくる。
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