2章 捕縛の掟

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・ 「もっ…ダメッ…」 初めてなのにあたしイッちゃう── それがとても恥ずかしいのに押し寄せる快楽には抗えなかった── 力強い体が愛美の腰を容赦なく揺らし始める。 「はあ…っ…マナミっ…射くぞっ…陽の神に祈れっ──」 「いやあああっ…!っ…」 中でザイードの陰幹が大きく張り詰めた。 激しかった律動が止まり背中から逞しい腕に強く抱き締められる。ザイードは果てると同時に愛美の肉芽を捻るように摘んでいた。 痛みなのか疼きなのかももうわからない── そこから送られる刺激に愛美の内壁が動きの止まったザイードの陰幹を何度も締め付けてはこさぎ上げる。 ザイードの男らしい肩はその度にビクリと強く震えていた── 愛美の細い首筋に頭を預けたザイードの額にから、滲んだ汗がパタリパタリと愛美の胸元に伝い落ちる。 ザイードは体を繋いだまま強い溜め息を愛美の背中で吐いていた── 離れようとした愛美の腰をザイードは捕まえる。 「まだだ──」 「……っ!?…」 「陽の神が姿を現すまでといったはずだ」 「──…っ…このまま!?」 「この国では当たり前だ──そのために身の回りに食べる物を並べる」 「…う……そ」 ザイードは唖然とする愛美をクスリと笑った。
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