802人が本棚に入れています
本棚に追加
・
「もっ…ダメッ…」
初めてなのにあたしイッちゃう──
それがとても恥ずかしいのに押し寄せる快楽には抗えなかった──
力強い体が愛美の腰を容赦なく揺らし始める。
「はあ…っ…マナミっ…射くぞっ…陽の神に祈れっ──」
「いやあああっ…!っ…」
中でザイードの陰幹が大きく張り詰めた。
激しかった律動が止まり背中から逞しい腕に強く抱き締められる。ザイードは果てると同時に愛美の肉芽を捻るように摘んでいた。
痛みなのか疼きなのかももうわからない──
そこから送られる刺激に愛美の内壁が動きの止まったザイードの陰幹を何度も締め付けてはこさぎ上げる。
ザイードの男らしい肩はその度にビクリと強く震えていた──
愛美の細い首筋に頭を預けたザイードの額にから、滲んだ汗がパタリパタリと愛美の胸元に伝い落ちる。
ザイードは体を繋いだまま強い溜め息を愛美の背中で吐いていた──
離れようとした愛美の腰をザイードは捕まえる。
「まだだ──」
「……っ!?…」
「陽の神が姿を現すまでといったはずだ」
「──…っ…このまま!?」
「この国では当たり前だ──そのために身の回りに食べる物を並べる」
「…う……そ」
ザイードは唖然とする愛美をクスリと笑った。
最初のコメントを投稿しよう!