第2章魔導士の掟

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「マサルだっけ?マジウザイんだよ。 アン、あれ使いな。」 秘刀を持っていた女の子は攻撃を辞めた。 「リー。分かった」 『カード魔法幻獣変化』 リーの体がいきなり光り始めた。 “コイツらもしかして、、、でも待てよ、、、確かに倒されたと噂になった筈なのに” マサルは一旦距離をあけて、様子を見るようにした。 少しづつ雨が降り始め息が白くなり寒くなってきた。 リーの体はどんどん人から獣になり始めて指は鋭い爪、背中には大きな羽が生え、体も人の2倍に大きくなり顔も鋭い目つきをしたキマイラになって現れた。 いかにも恐怖を与えるような威圧感を出していた。 マサルは1歩1歩後ずさりしている “やっぱり、コイツら懸賞金にかけられてる2人だ。 でもマコトという奴が倒したと聞いたんだけど? まぁ、、、それにしたってヤバイじゃん。” マサルはここからの突破口を見つけ始めた。 リーはどんどん大きな音を出しながら1歩づつマサルに近づき 「これを出さしたことにマサル、、、アンタは私が知ってる人だと2人目だよ。マサルここがお前の最後だ。」 『アルティメットブレス』 口から眩い光の攻撃が、、、 マサルは逃げようとしたが足元の泥濘にはまり足を滑られ転けてしまった。 「今がチャンスよリー。」 マサルの足元の泥濘はアンがカード魔法で作り上げたものだった。 すると、、、 『フラワーシャンパンタワー』 マサルを囲むように花の形をしたシャンパングラスがタワーとなり液体が流れながら固い壁を作りアルティメットブレスを食い止め、 「アンタ、、、マサルさんだよな? 俺はマコト。マサルさんが一緒にいるユウキの仲間だよ。」 「君か、、、懸賞ハンターマコトは?」 マコトはマサルに手を差し伸べた。 「話はあとだ。まずはリーアン姉妹を倒すのが先です。」 “マサルさん。凄い魔力を感じるこの人と居ればユウキを成長させれる” “この子が、マコトかあの列車の中の少年、、、また楽しみが増えたな” 2人は初めて会ってタッグを組むとは思わなかった。
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