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街中―――
ユウキは崩れていた瓦礫の中を一生懸命走っていた。
辺りには街の住人らしき人達が血を流しならが死体となっていた。
ユウキの中では
“あの時と同じ光景だ。”
最初に会って亡くなった老人ジンの最期を思い出していると急に涙が頬をつたい流れ体が震えてきた。
「おやおや寒いのかな?」
ユウキは涙を拭った。目の前には残酷で冷酷なサクがニヤリと笑みを浮かべて立っていた。
「そこをどけ!邪魔なんだよ。」
ユウキはさっきと違って怒りむき出しに一気にサクの横を行こうとしたらサクはユウキの喉付近を捕まえ
「貴様は生意気なんだよ。ここで終わりだ。」
サクは一気にユウキの首を絞めそこからユウキを軽々と投げた。
ユウキは壁に背中からぶつかり倒れ込んだ。
サクはユウキに1歩づつ近づいてきた。
「お前の処理はあとだ。まずはアイツらからだ。」
サクはユウキを無視して、張り付けにした方を見ようとしたらそこには誰も居なかった。
“何故?確かに頑丈に縛り上げたのに、、、もしかして”
サクはユウキの方を振り返るとそこには誰もいなくて
「サク、、、頭の使い方なんだよ、、、。」
謎のフードを羽織った4人が立っていた。
「キサマ、、、何者だ?」
サクは驚きを隠せない。
「まぁ、、、この若い命を大切にする為に助けに来たと言えばいいかな?」
ユウキをおんぶしている奴が言った。
「まぁ、、、いいお前達が助けた雑魚どもは、、、」
サクはいきなり
(パチン)
指を鳴らすと人から木に変わっていた。
「ユウキ、、、命拾いしたな。」
サクは消えていった。
フードを羽織った4人はユウキを魔法である場所に飛ばしサクを追いかけた。
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