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マコトは静かに聞いていた。
空はいきなり曇り始めてきた。
「マコトの父親にはよく怒られっぱなしだった。時には厳しく時には優しくがモットーだったからね。」
マコトは重い口を開いて
「俺の父さんは、、、今はどこにいるかも、生きているかも分からないんだ。知り合いの人に聞いて回っても知らないって言われて、、、、そんな時家に小包が届いたんだよ俺宛に中を開けてみるとそこにはこの緑の勾玉と1冊のノートが入っていたんだ。」
マコトはヒロキに勾玉とノートを見せ、ヒロキはノートを開き中を確認した上で
「マコト、、、お前の父親は魔導士の掟通り力を授かったんだよ。」
マコトは不思議そうな顔をしていた。
「魔導士の掟?それは何なの?」
ヒロキは立ち上がり
「父親は自分の息子、娘に対して、魔導士の力を宿した勾玉を渡さなければならないという掟があるらしい。ユウキだって石を持っている、マコトは緑、そして俺は、、、」
ヒロキの左耳の赤いピアスはよーく見ると小さな勾玉だった。
「しかし、、、ここで一つ疑問があるんだ。ユウキのだけは勾玉じゃなく変な形の石なのか?」
2人とも悩み始めていると、ユウキが目を覚ました。
「あれ?マコトさん、、、、マサルさん、、、」
ユウキは少し今の状況が読めなかった。
ヒロキ、マコトは顔を見合わせて笑っていた。
「さて、本題に入るが今からどうするか?」
ヒロキは真面目な顔つきになった。
いきなり雨が降り始めてきた。
3人は近くのビルの中に入って行った。
「サクを直接叩くのか?それとも魔導士の力を授かった以上魔導士の仕事をしながら旅をするか?」
ヒロキは2人に問いかける
マコト、ユウキは
「サクを倒すのはこのままでは無理に近い。」
「自分はまだ、力を上手く使いこなせてない感じがしてるんで、、もっと使いこなせて、、、」
ヒロキは2人の意見を聞いてあることを思いついた。
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