第二章~ギルド登録そして~

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「えっ? リュウジ君、もしかして火、水、土、風の4属性とは異なる属性が使えるの?」 受付嬢がびっくりしたというような感じで俺にそう聞いてきた。水晶に反応した以上はアレウスさんに説明したような嘘は通用しないし一応は命を預けるわけだから説明しとくか。 「絶対に誰にも言わないでくれると約束してくれるなら話します」 俺がそう言うと受付嬢は「私はこれでも口が堅いのよ」と言って笑みを見せてきた。 まぁ、今の雷が出てきたのに少し驚いただけで大声を出して他の人にばれなかったのを考慮しても恐らく間違ってはないか。 「それなら言います。俺の固有スキルとして雷属性が使えますがこれはあまり無暗に言いたくはないのでギルドカードには風と水で登録できますか?」 「良いわ。それならダミーとして風と水だけのギルドカードと正規として雷属性も乗せたのと両方作るわ。ダミーも正規も雷属性以外は連動していくようにするわ」 俺が言うと受付嬢はにっこりと微笑んでそう言った。ギルドカード2枚は面倒だけど、作ってくれるっていうんなら貰っておくか。
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