また、夏に会いませう。

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町を見渡せる鉄塔の上で君と話していた。 町が怒っている。そう思った。 今まで聞いたことのない地響きと共に鉄塔はメトロノームのように左右を刻んだ。 気づいたら僕はベッドで寝ていた。 「秀兄??しゅ…しゅう、しゅうに…いしゅうにい!!!!」 「果歩…」 妹とは久しぶりに喋った気がする。一昨昨日に目玉焼きのベストパートナーについて激論してから、1度も話していない。 し「果歩、なにがあったんだ、ここはどこなんだ?」 か「いろいろありすぎて私もいま混乱してるの、ゆっくり順を追って話すね」 乾いた唾を飲み込む音が辺り一面に響いた気がした。
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