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完璧な人なんていないのよ、と
言われてはいるものの、
しかし
完璧には至らないただ『ちょうどよさ』のバランス感覚を、じりじりと求められる。
あなたらしくが一番、と、言われながら、
しかし
本来的な私らしさなど誰にも求められていない。
あなたに都合の良い私らしさを、今日も、強いられて。
その事実に向き合わされなから
実在しない『適度にテキトーなしっかり者』を演じることに力を出し切る毎日。
そして、繕いきれない綻びにおののき、フォローに全力を尽くし、その全力を適当な感じに軽く『さすが』と評価される。
それは、私なの?
と言って、私の考える私など、いったい何処にいるのだろう。
それはいったい、何だろう。
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