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あなたを求める私の声が、
あなたに届かぬ、この現状を
私が不満と思っているのなら
それは私が打破すべきこと。
私は、あなたに伝わらぬ思いを嘆くより、
あなたに伝える術を編み出すべきで、
なぜ抱いてくれぬのかとあなたを責める理由など欠片もない。
あれこれ愚痴と不満はあるけれど、つまりはそれだけのことなのです。
でも、ただ、やはり。
体だけ繋がりたいわけでないことは、わかってほしくて。
だからこそ、体が繋がることを、安易に求められない私です。
私の悩みがただそこ留まりであることを、私は安堵すべきでしょう。
私は、あなたから愛されている自信はあるのです。
ただ、今、あなたがほしかった、という、それだけの些細な欲求です。
私とあなたの関係に何の変化も与えない、些末な心の変化です。
そこを理解しつつも、やはりそれでも、あなたの温かさを求める手を見逃されたことを、淋しいと感じる自分を見逃せない勝手な私がいるのです。
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