とんでもない人。

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その人に僕らが会えたかどうか……。 それは僕らだけの秘密の話だ。 あの人のように振る舞っても、どうせ越えられない高い壁は、僕ら夢であり続けるんだ。 あんな厳しい時代に生きた優しい上司。 僕は、彼に「とんでもない人」という称号を送りたい。 あの乱暴な部下が、彼に頭を下げることだけを夢に今日も頑張っているのだから。 終
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