file 1 心理学研究部の美少年

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……抱かれながら、目に焼き付いた黒い人影を思い浮かべる。 考えたくないけど、″人″ ではない何かだったのか? そう思うと鳥肌と震えが止まらない。 一向に熱の上がらない体をミノルに絡めて、 「今夜は泊まって」 と、お願いをする。 ミノルは「いいよ」と言いながら、避妊の必要がない身体に分身を撒き散らした。 私がその″気配″に怯びやかされたのは、 この夜が初めてだった。
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