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「ねえ?」
俺の足の間にいる真澄が顔を上げて話しかけて来る。
「ん?」
俺の下に頭がある真澄を見下ろして顔を覗くと
「わたしがここにいたら邪魔じゃない?」
俺の足の間で逃げようと体を捩り始めた。
そう。真澄はソファーの下の床に座る俺の足の間に座らせている。
その前にあるガラスのローテーブルの上には、残業せずに持ち帰って来た仕事をするためのパソコンを置いていて逃げ場がない。
「邪魔じゃないよ。仕事もしなきゃだけどお前ともくっついていたいから、一石二鳥だ!」
やっと堂々と触ったり抱きしめたりできる立場になったと言うのに、この仕事を終わらせなければならないと言う仕打ちが恨めしい!
それなら、真澄も巻き添えで俺のおマタの間に居座らせてやってると言う訳だ!
「わたしは居心地悪いんだけど・・・・・」
更に文句の言葉をつぶやいているから
「うるさくして仕事の邪魔するなら、口を塞ぐよ?」
ワザと顔を斜めに近づけると
「わかった!邪魔しない!」
自分の口を押えてお手上げと宣言した。
ふっふっふ~。
俺に勝とうと思うなよ?
って、真澄に本気で嫌がられたら、さすがに俺の方が負けるんだろうけどな・・・・・惚れた女には弱いもんだよな、男って・・・・・
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