第8話extra Sweet Die

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戒斗は陽を見やりながら薄く笑う。 「ああ。やられてばっかりではいられないからな」 「なんの話?」 戒斗は肩をすくめると、身をかがめて叶多に耳に口を近づけた。 「三曲終わったら職員室のまえに来てくれ。独りで、だ。うまく撒(マ)けよ」 ぽかんとした叶多を置いて、戒斗は生徒会長と連れ立っていった。 「わお。また聴けるなんてラッキー」 「パニックになんねぇといいけどな」 「渡来くんがよけいなフォローするから……」
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