アデリーペンギンのコロニーを襲う、巨大な氷山

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南極に夏が近づき 皇帝ペンギンの子育てが終わるころ 皇帝ペンギンのコロニーにアデリーペンギンがやってくる 皇帝ペンギンと交代で子育てをするためだ 南極の夏は太陽が一日中沈まない まだ皇帝ペンギンの子育ては終わっていないので ケンカっ早い アデリーペンギンと皇帝ペンギンの坊やはよくケンカする やがて皇帝ペンギンの親は 最後のエサを坊やに与え 永遠のわかれとなる 皇帝ペンギンの坊やは いつまでたっても親がこないので 集団となって エサ場の海岸へ移動する お腹がすいた坊やたちは つきつぎに勇気をだして 海へダイビングしてゆく  独り立ちの時がやって来たのだ そうこうしているうちに 海上をみると  巨大な氷山がみえた その大きさは長さが100キロメートルもあるという ちいさな島のようだった ゆっくりとコロニーの海岸にむかっている  驚いた皇帝ペンギンの坊やたちは いそいでアデリーペンギンにしらせにゆく それをきいてアデリーペンギンたちも 海岸へみにゆく   アデリーペンギンの長老は (これはたいへんな事態だ  もうすぐ魔法使いがくるから相談しよう)
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