29人が本棚に入れています
本棚に追加
無理矢理変えられた体勢が、強くなった刺激が、その言葉が、全てが俺を鋭く抉り、激しい快感となって俺を支配する。
「あ、んんっ、えんどぉっ」
ただ、求めた。
「……んな声出すな。ちょうどいいトコで、止めらんなくなる……っ」
「あ、きて、きて、えんどっ」
遠藤の両手が俺の腰を掴む。跡が残るほど、強く。
「ひうっ!」
きつく、きつく。
激しく、動き出す。
ぐぷり。
ごぶっ。
身体に入っていた湯が、俺の中で音を立てる。
「あっ、あああっ、えんど、えんどぉっ!」
与えられる振動に、快感に身を委ね、唇が欲するまま遠藤の名を呼ぶ。
「――肇っ」
「あ、ぅ……っ!」
はじめて、名前を呼ばた。
思わず身体を大きく反らす。
僅かに離れた隙間から、ごぷりと湯が漏れる。
即座に身体は引き戻され、僅かな隙間もないように結合される。
「は、じめ……」
深く深く繋がり、穿ち、かき混ぜられ。
「えんど……えんどぉ、えんど……ぉっ!」
「はじめ……肇っ!」
喉が枯れるほど、遠藤を呼び、求め続けた。
遠藤はずっと、それに応えてくれる。
「あっ、えんどぉ……えんどぉ、あ、えんど、あぁあああああああっ!」
意識が飛ぶ最後の最後まで、それは何度も続いた。
最初のコメントを投稿しよう!