ある竜の物語

3/7
前へ
/25ページ
次へ
一匹は白く、美しく、頭には大きな角を生やし、銀色に光る羽をきらめかせていた。 もう一頭は黒く、強大な翼から背骨、そして尾までを縫うかのように、大きく赤い宝石を身に着けていた。 二匹は、目を合わせると、何の前触れも無く、戦い始めた。灼熱の炎と、けたたましい咆哮が無の世界を覆う
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加