ある竜の物語

6/7
前へ
/25ページ
次へ
すると二頭は共に大空へふわふわと上がって行き、雲の中に消えた瞬間、空は黄金に輝き、二頭の竜を遥かに超える黄金の竜が現れた。 世界を見渡した竜は、大きく息を吸い、虹色の炎を吐いた。 「命の炎」 花や木は大いに咲き誇り、鳥や魚達は命の誕生を高らかに歌った。 竜はそれを見て、にこやかな笑顔を見せると、大空へ飛び立って行った。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加