第1章

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その後、マスコミ報道は、ルート変更も土屋の技量に関する事も消え、被害者の事にシフトされた。 この最初に大騒ぎした報道は、実は長野県警のミスリードだと考えたら、三菱フソウのバス所有者への緊急検査・改善要請のダイレクトメールが意味を持つ。 これは事故の時に後ろを走っていた会社の運転手では無く、三菱フソウを使用している会社の数人の運転手からの情報で、車体番号入りのダイレクトメールだったという運転手もいた。 これは明らかに緊急リコールだとも言え、その中には事故件数と怪我人数も書いてあったらしいとも言っていた。 だから、慌てて三菱フソウに持ち込んだと言う。 あの事故の後、長野県警は何故か事故車両を三菱フソウに持ち込んだ。 ESUPからの抗議で、科学捜査研究所に移したが、この緊急リコールのダイレクトメールとこの三菱フソウ持ち込みを結びつけるのは考え過ぎなのだろか? 三菱フソウ&三菱自動車は、元来が三菱重工の自動車部門だった経緯もあり、三菱重工は日本にとっては、防衛力でも絶対に必要な会社だと考えたら……… 勿論、ここに書いたのは憶測であり、国家ぐるみの陰謀など無いと信じてはいるが、こんな憶測を生む事が不幸だと思うのだ。 合掌
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