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銀河の闇の中
巨大な龍が三体、八艘の岩船を連れて宇宙の闇の中を先陣をきる。
龍は、あっちこっちズタボロだった。
彼らは故郷の星を、大きな過ちで失ってしまったのだ。
そんな彼らの前に闇の中、青く輝く星が現れた。
青い星は混沌としていた。
龍王が一体ミナカヌシ王が咆哮をあげた。ミナカヌシ王の口から岩の塊が弾き出され、次々に青い星に落ちて大陸を成した。
タカムス王とカミムス王が互いの体を捻り合わせた。白い龍と青い龍が螺旋を描くようにぐるぐると廻る。
黄色の龍、ミナカヌシ王もそれに加わり。三色の色がうねり混じりあい、青い星へと落ちて、龍体は島に成った。
あるとこは森になり谷になり沢になり原になった。
岩船はアメトコタチ、ウマカビヒと呼ばれるウブスダマを青い星に向けて放った。
青い星に緑の色が加わってゆく。
八艘の岩船は龍の島に降り立った。
八皇族は二度と同じ過ちを犯さないために八つの鏡に誓いあった。
そしてそれぞれ飛び立ち八つの国を作った。八つの鏡はそれぞれあるエネルギーを秘めている。
火の鏡、水の鏡、地の鏡、岩の鏡、木の鏡、夜の鏡、風の鏡、草の鏡。
八つ全て揃えば凄まじいエネルギーを産み出す代物である。それを阻止するために、それぞれの国で管理することになった。
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