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「何だッッ」
『グギャギャ』
何だッ?こんな生き物見たことねぇぞッッ!!
逃げようッ車まで走るッッ!!
グギャアッッ
走ってきやがったッッ
あぁぁぁぁぁぁッッ
走る走る走る!とにかく走れぇぇぇ!!!
とにかく茂みの中を走り続ける。体中に枝や葉が当たるが気にせずに走る。
もう少しもう少しもう少しだッ!
ヤバいっヤバいっヤバいっ!
来てるっ来てるっ来てるっ来てるっ来てるッッ!!
背後に緑色の生物の足音が耳に入ってくる。
くそッ何だあれは!どう見てもアニメとかに出てくるゴブリンにか見えない!!
どうなってんだよッッ!ありえないっありえないっ!
「ぐっっ」
木の根に足を捕られ走る勢いのまま前に転がる。
仰向けに倒れ込み視線を向けるとゴブリンのようなものが跳び掛かってきた。
ゴブリンが、右手でオレの首を締め付ける。
反射的に左手でそいつの首を掴み、残る右手でオレを掴もうとしてるもう一方の腕を掴む。
「くっ…かッッ」
並みの大人くらいの握力によって気道が圧迫され掠れた声が漏れる。
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