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これは短いっ…細すぎるっ
音を起てないように使えそうなもの探し続ける。
……よしこれなら使えそうだ。長さ、太さ調度いいだろう。
緊張による乱れた息を整える。
さっきのゴブリンの時とは違うんだ…落ち着くんだ。
いきなり跳びかかってきたのとは違う。
倒さなくても、運転席に近い1匹を殴り飛ばして鍵を開けて車に乗るっ!
それだけでいいんだっ!
よしっよしっ…
感情が高ぶり胸の動悸が早鐘を打つ。
同時に隼人の体がぼんやりと白く発光しているが本人が気付くことが出来ない。
行くぞッ!!
ゴブリンに向かって走り出した。
走りながら棒を左腰に居合いのように構える。
ゴブリンは隼人の接近に気付いていない。
このまま薙ぎ払うッッ!
棒を握る手に力がこもり棒もぼんやりと白く発光した。
「ぉぉぉおおおおおッッ!!」
声に気迫が乗り、接近に気付いたゴブリンがこちらを振り向くが遅い。
隼人は横薙ぎに構えた棒を両手で振り抜いた。
ゴブリンの身長が低かった為、棒の軌道は胴体を狙うつもりが顔面を正確に居抜く。
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