プロローグ

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BOXカーを購入しようと思った理由は、大きな車体に惚れ込んだからだ。 8人も乗れるし、荷物も沢山乗せれるからな。 真っ黒なボディも格好いい。 まぁ翌日、家族もいないし恋人もいないのに誰を乗せるんだって考えるとちょっと後悔したけど… まぁいつか結婚して子供が出来たら便利だろう… 人生初の大きな買い物だ。 運転が初めてじゃないが自分の車となると気分も良くなる。 職場を出てから10分程でコンビニが見えてくる。 地元での着替えとかは後部座席に乗せてるが、道中の飲み物などは買って行くか… 晩飯もまだ食べてないし。 「後は煙草っと」 おにぎりにパンとサンドイッチ、ホットコーヒーに眠気覚ましのガムとチョコレートやスナック菓子とお茶3本。 「Nine Starsをカートンで」 店を出て灰皿のある所に行き一服をする。 肌寒くなってきたなぁ… 紫煙を吐きながらそんなことを考える。 車が一台入ってきた。 大学生くらいの男女4人が降りてきた。 「なぁ九州男、この後はどうするよ?」 「カラオケでも行くか?亜樹はどうしたい?」 「ん~、私はカラオケでもいいよ」 「信と裕也は?」 いいねぇ 学生時代を思い出すな… 久々に昔を思い出して地元の仲間とカラオケもいいな。 さてとそろそろ出発しますか… 煙草を灰皿に捨てて車に乗る。
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