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車を道に停める…
しかし車が走れるくらいの道幅があるのには助かった。まぁ横にギリギリ2台通れるぐらいだけど…
こんな所に来る人なんているのか?
とくに何もないし、トンネル抜けて住宅街に行くにしても絶対に他の道があるだろうし…
そもそもこんな大きな森な訳がないしな…
本当に神隠しか?
いやいや止めよう。考えたら余計不安になってきた。
さっさと用を足そう。この歳で立ちションなんてするとはな…
車から降りる。
「暗いなぁ…しかし空気が濃いのかな?まぁ森特有の匂いなんだろうけど」
月明かりが若干照らしてるお陰でまったく見えない訳しゃない。
道に用を足すのも気が引けるので少しだけ茂みに入ることにした…
「ふぅぅ」
空を見上げながら思わず声が出てしまう。
「星…きれいに見えるなぁ」
地元で見た星空を思い出す。
こっちに来てから夜空なんて見てないしなぁ
地元に比べるとまぁまぁ都会だからなぁ
「ん?なんか光ってる?」
月明かりが反射でもしてんのか?
池でもあるのか?
近くっぽいし行ってみるか?
でもなんか怖ぇな…でも車じゃあ通れないしなぁ
まぁある程度明るいし大丈夫だろう…
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