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筋電位。体が筋肉を動かすときに流れる微量の電流。
その昔、ロボットブームの頃、筋電位を使って、パワーを増強するスーツが多数発表された。
その技術を使って、筋力の動きを読み取るのだ。
この「バーチャルウォーカー」の仕組みは、さらに画期的で、逆位相の電気を筋肉に流す。
すると、実際には、体は動いていないのに、動きをゲームが読み取ることが出来る。つまり打ち消し合ってい、実際の体は動かず、動きだけがゲームに伝わる。
つまり、寝ながら大きく体を動かすと、体は動かず、ゲームの中の自分のキャラクターだけが動くのだ。
いままでは、同様のことをやろうとして、脳の動きを読み取る方法での研究が進んでいたのだが、それは難易度が高く、かなり先の未来にならないと実現しないことが分かった。
このバンドはかなり安価に開発することが可能だ。
ただ、筋電位と逆位相の電気を流すのは簡単なことではないため、ソフトウェアの開発に時間がかかってしまったのだ。
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