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じわじわと溜まってくる「スキルバー」。
これが貯まると、もう一度使うことができる。
ゆっくりゆっくりと溜まっていく。
ヨロヨロとはしているが、俄然巨大な圧力のあるドラゴノス。羽ばたいて、こちらを睨んでいる。
「はやく、はやく、はやく」
僕は祈るように、スキルバーを急かす。
しかし、スピードがはやまるわけではない。
おそい、おそい、おそい、貯まるのが遅いよ、スキルバー。
「ジュンさん、攻撃きます。」
奈緒子が言った。
まだ、スキルバーは溜まっていない。
僕のスキルバーが貯まる前に、ドラゴノスが羽ばたいた。
そして、向かってくる。
鋭い風圧でその場のものを吹き飛ばし、向かってくる。
その巨体が僕にたどり着く寸前で、スキルバーが溜まった。
「おおおおお」
心拍数が上がり続けているがその瞬間スキルを実行した。
「疾風!!」
その瞬間「疾風」を放った。
超近距離だったため、なんと、「疾風」と、直接「 神の剣 -デュランダル 」が当たり、2連続コンボとなり
「99,999のダメージ」
「99,999のダメージ」
と二回表示された。
その瞬間、粉々になるエフェクトとともに、ドラゴノスは消滅した。
「た、倒した。」
なんと、Lv.1の僕らが、超巨大龍「ドラゴノス」を倒したのだった。
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