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ギィィィィィィィ…
玄関のドアが閉まる…
広い玄関で靴を脱ぐと家の中にお邪魔する…
「お兄さ~ん?寝てしまいましたか~」
知らない家の部屋を1つずつ見ていく…
コンコン♪
ノックしてドアを開ける。
トイレだった…
次はバスルーム…
キッチン…リビング…
どこも電気はついている。
階段を登って2階に行く…
カチャ…
ドアを開けて部屋に入る…
「この部屋は電気がついてないんだ…」
真っ暗な部屋の電気をつけようとスイッチを探す。
カチッ!
ドア横の壁を適当に触っていたらスイッチを押す。電気がつき、部屋を明るく照らす。
目の前にはキングサイズの大きなベッドがあった。
「結衣の部屋?まさかね…」
キングサイズのベッドには結衣は小さすぎる…
「でもとりあえず…」
ベッドの上に背中から結衣を降ろす…
クニャ~と力無くベッドに倒れる結衣…
大きな布団を結衣に掛けてハァ~とタメ息を吐いた。
正直、結衣の体重は軽いとは言え、バス停から20分、オンブして歩いてきたのだ。
それはそれなりに疲れていて当たり前だ。
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