僕色に染まれー第6話ー

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ギィィィィィィィ… 玄関のドアが閉まる… 広い玄関で靴を脱ぐと家の中にお邪魔する… 「お兄さ~ん?寝てしまいましたか~」 知らない家の部屋を1つずつ見ていく… コンコン♪ ノックしてドアを開ける。 トイレだった… 次はバスルーム… キッチン…リビング… どこも電気はついている。 階段を登って2階に行く… カチャ… ドアを開けて部屋に入る… 「この部屋は電気がついてないんだ…」 真っ暗な部屋の電気をつけようとスイッチを探す。 カチッ! ドア横の壁を適当に触っていたらスイッチを押す。電気がつき、部屋を明るく照らす。 目の前にはキングサイズの大きなベッドがあった。 「結衣の部屋?まさかね…」 キングサイズのベッドには結衣は小さすぎる… 「でもとりあえず…」 ベッドの上に背中から結衣を降ろす… クニャ~と力無くベッドに倒れる結衣… 大きな布団を結衣に掛けてハァ~とタメ息を吐いた。 正直、結衣の体重は軽いとは言え、バス停から20分、オンブして歩いてきたのだ。 それはそれなりに疲れていて当たり前だ。
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