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「君に迷惑がかかるかもしれない」
辞めてもいいんだぞ、
と視線を外して言われて。
夏目の頬に血が上る。
「……なんで―――なんでそんな事言うんですか!」
その勢いに秋月が少しびっくりした顔になった。
「俺、
ここの従業員でしょう?一緒に頑張ろうって言ってくれたでしょう?」
そんな事言わないで下さいと、
子供のように切ない顔で言われて。
秋月が少し笑う。
「……すまない……悪かった」
とにかく弁護士に相談してみると言って、
秋月が思わし気な瞳をまた伏せた。
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