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そのまま店は臨時休業になって。
夕方になってから秋月は懇意にしているという弁護士の所に行った。
間借りしている店の二階で、
夏目はもんもんと落ち着かない時間を過ごしていた。
ああいう連中のやり口は知らないわけじゃない。
どんなに小さな傷口にでも吸い付いてくる、
蛭のようなやつらだ。
真っ正直にしか反応できない秋月は、
大丈夫なんだろうか。
この店を取られたりしたら、
どうなるんだろう。
「あーもうっ!」
何も出来ない自分が歯がゆくて、
夏目は髪を掻き毟りながらぐるぐると部屋の中を歩きまわった。
時計の進みが、
今日はひどくのろい。
二人で店で働いている時は、
あっという間に時間は過ぎるのに。
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