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「これは本来の仕事ではなく、私は恐ろしいチカラを託す者で、心の目でしっかりと観察し委ねる……それが使命です」
「もし悪い者だったらどうするんですか?」
「同族なら難なく始末出来ますが、それ以外はイザリ屋さんの世話になる可能性もあります」
この人が悪魔を生み出してるかもしれないし、異世界の仕組みとかは全く分からないが、これからも朧は誰かにチカラを与え続けるに違いない。
「私共を神だという者もおりますがそれは違います。心の目を養われていないと間違った判断をしてしまう事もあるのでね」
全身に鳥肌が立ち、圧倒的で不気味な強さを持つ朧に恐怖を感じてしまった。
(④―Ⅱへ続く)
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