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「……また嘘言って! 那智縄のことまだ好きなんでしょう? 那智縄こと思って泣いてる! 」
「……違う! 橋野が好きだ! 」
「嘘つき…俺はあんたが『唐須』が大嫌いだ!! 好きだって言ったら突き落としてやるって思ってた…俺から那智縄を奪って俺に嘘をついた。大嫌いだよあんたが!! 」
首を横に振って違うと言う唐須に橋野は、不敵に笑い後孔の指を抜いた。そこは那智縄を欲して淫乱にヒクついて見えた。
(……そう…そんなに欲しいのか? あの人を…なら…俺はあんたへの欲求を満たさせてもらう……)
「……お望みどおり俺でいっぱいにしてあげるよ…ほら……」
橋野は熱く固い茎を唐須の後孔に、押しあてたゆっくり入り奥まで一気にに貫いた。熱い肉壁が絡みつき、橋野は小さく呻く。
「うぁぁっっ! んんっっ! はぁ……はぁ……いい…」
ゾクリと身体が震える橋野は激しい快感で、果ててしまいそうになるのを必死に堪えた。
(……このまま抱き殺したい!! )
橋野はゆっくり腰を動かした。
「……これでも好き? 俺を? 」
「あぁっっ! す…き…! 」
激しく腰を打ちつけた。卑猥な音が部屋に響く。夢中で唐須の中を貪った。その度、唐須は切なく喘ぎ橋野を煽る。
『大嫌い』と繰り返す自分が、途中からなにを言っているかわからなくなっていた。唐須への欲求が激しく、夢中で腰を打ちつけていた。
(……こんなの…俺は知らない。独占欲と嫉妬でどうにかなりそう…だ…溺れてしまう)
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