番外編1 薔薇の香りに魅せられ

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「唐…須……さ…んっっ! 」 橋野は唐須の背中に指を這わせた。やらしくうねらせる唐須の腰を掴み、一番奥まで激しく腰を打つと、何度かの熱を解放させた。 「うっっ! はぁぁっ! 」 「ひぁぁっっ!! 」 唐須の身体が痙攣し熱を解放させた。橋野は熱の解放でまだ身体を震わせる。 唐須の奥に橋野は唐須への欲求を、全て吐きだし注ぎ込んだ。ずるりと橋野は唐須の身体から抜く。唐須の身体の力が緩みベットに倒れる。 唐須から溢れる自分のモノを見えた橋野は、目を細め眉毛を寄せた。 荒い息のまま唐須が橋野に聞いた。 「満足か? 」 (あんたはどうなんだ……俺で傷ついた? ) 「……ああ…奈落の底の気分はどうですか? 」 ふっと笑って唐須は意識を失った。 (なんで笑う? どうして傷ついた顔をしてくれない!! 俺を恨んでずっと想い続けて苦しめはいいのに……) 唐須は気を失ったまま目覚めなかった。唐須の身体に残る自分の痕を拭き、胸に赤い痕に指で触れた。 顔を苦痛に歪めた橋野は近くのサイドテーブルに、マンションの鍵とパスケースを置いた。 部屋のドアへいき橋野は振り返った。 「唐須さん…俺はあなたが……」 (好きですよ…あなたが俺を好きなら俺を見つけにきて )
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