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「唐…須……さ…んっっ! 」
橋野は唐須の背中に指を這わせた。やらしくうねらせる唐須の腰を掴み、一番奥まで激しく腰を打つと、何度かの熱を解放させた。
「うっっ! はぁぁっ! 」
「ひぁぁっっ!! 」
唐須の身体が痙攣し熱を解放させた。橋野は熱の解放でまだ身体を震わせる。
唐須の奥に橋野は唐須への欲求を、全て吐きだし注ぎ込んだ。ずるりと橋野は唐須の身体から抜く。唐須の身体の力が緩みベットに倒れる。
唐須から溢れる自分のモノを見えた橋野は、目を細め眉毛を寄せた。
荒い息のまま唐須が橋野に聞いた。
「満足か? 」
(あんたはどうなんだ……俺で傷ついた? )
「……ああ…奈落の底の気分はどうですか? 」
ふっと笑って唐須は意識を失った。
(なんで笑う? どうして傷ついた顔をしてくれない!! 俺を恨んでずっと想い続けて苦しめはいいのに……)
唐須は気を失ったまま目覚めなかった。唐須の身体に残る自分の痕を拭き、胸に赤い痕に指で触れた。
顔を苦痛に歪めた橋野は近くのサイドテーブルに、マンションの鍵とパスケースを置いた。
部屋のドアへいき橋野は振り返った。
「唐須さん…俺はあなたが……」
(好きですよ…あなたが俺を好きなら俺を見つけにきて )
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