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「閑様、こちらの書類に判子をお願いできますでしょうか」
今日も生徒会室では閑を始めとする生徒会役員が働いている。
「書類?先ほども判子を押したばかりだと言うのに今度はなぁに?」
閑の仕事といえば、他の委員会からの申し出に了解の判子を押すことや、委員会に出席して取りまとめることなどである。
「ねぇ、樹里、私生徒会長なんてなりたくなかったわ」
愚痴をこぼしてしまうくらい、仕事が嫌なのであろう。
樹里は隣で微笑みながら仕事をするように促した。
外は晴れていて散歩をするにはもってこいの陽気である。
閑は仕事が一段落するとふと、散歩に行きたくなった。
「ねぇ樹里、私、仮眠を取ってくるわね」
そう言って、閑は1人庭園を散歩することにした。
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