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「じゃあ、あとの授業の先生には、俺から理由をしておくから」
梅津に頼まれ、体調を崩した零を寮の部屋まで連れてきた幸也は、押し入れから、彼が普段使っている布団を取り出すと、零を強引に寝かせた。
「……ありがとう。あのさ……やっぱりなんでもない」
本当は、急に裏の仕事が入ったと言おうとしたがやめた。
「そう? じゃあ、昼休みにでも、連絡するからそれまでゆっくり寝とけよ!」
幸也は、そう告げるとそのまままま部屋から出て行った。
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