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Black Bird のバイト募集チラシを見て、後先考えずに、これなら自分にもできると勝手に思い込んで、どういう所なのか、危険はないのか、いつもなら徹底的に調べるのに、お金を稼がなければといい気持ちだけが先走って、その場の勢いで電話してしまった。
電話に出てのが声に特徴があるBlack Bird 社長、黒鳥恭輔。
彼は、自分の声を聞いただけで何故か、いまから会いたいと言ってくれた。
あの時は、やっと、面接まで行って喜んでしまい、合格する為に、今まで誰にも話さなかった自分の過去まで話してしまった。
一人で生きて行くと決めてから、過去の話で同情されたくなかったから。
そして、いま自分の前にいる、一之瀬遼と彼の相棒である月見坂伊吹。
この二人は、自分をBlack Bird に連れていく為に、社長である彼が、送り込んだ。
自分は、今更だけど彼らを信じていいのだろうか?
最初は、この二人を見た時は、殺されると本能的に思い、急いで逃げ込んだ。
けれど、それは自分の間違えだった。
けど、まだ、脳が自分に叫んでくる。
(この人達には、関わってはいけない。関わったら戻って来れなくなる。やばい事している)
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