alone 一人で

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「相変わらず、短時間でこんなに調べられるな。う~ん……」  読み終わった資料をファイルに戻そうとしたら、資料の裏に小さな書き込みを見つけた。    <追伸   どうせ、貴方の事だから、採用するんでしょ? 零くんの事?  だから、仕事帰りに斗真と合流して、必要な生活用品諸々買ってきますよ?  勿論、領収書は社長貴方の名義で!> 「まったく、俺の心の中まで探りやがって。その能力俺に使わないで、仕事で使え」  ここにいない野口に向かって暴言を吐き、再び、資料をファイルに直そうとしたら、テーブルに置いていった黒い携帯に着信が入った。 「俺だ!」  ★
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