言い訳

１

私ってバカだな。

雲で覆われた空を眺めながら、本日一回目の反省会に入る。出席は私だけ。私しか居ない、私の反省点を話し合う、誰のためでもない、私の反省会。この反省会で改められたことなんてほとんどないのに、毎日のように行われている。

そんなに思い詰めるくらいなら、綺麗にすべて変えてしまえばいいのに。

黒板に、今日の反省点が追加された。今までに挙げられた改正されていない反省点も並んでいて、そろそろ黒板いっぱいになりそうだ。今度からは後ろにも書いて行こうか。それとも紙に書いて貼り付けようか。

それは、また今度考えよう。それに、これらの反省点を改正すれば消せるのだ。その方が良いに決まっている。

では、何から消していこうか。就寝時間か。いやでもしかし、十時に寝なければ体力のない私だ。また倒れてしまうに決まっている。だからとはいえ、起床時間を遅くするなど無理な話だ。もう週間づいてしまった６時起床はどうにもならない。

何もない日まで起きてしまって、二度寝すら出来ていないのだから。それに、わざわざ朝から勉強するために起床時間を変えたのに、また変えると面倒になる。

つながりから考えて予習か。全教科予習は出来ていないのが現状だ。何しろ、十時に寝ようと思うと時間が足りないのだ。もっと集中すればと思うのだが、集中したところで、苦手なものは苦手。時間を掛けなければ理解すらできない。問題が解けないなんてことは言うまでもなくわかるだろう。

予習なんて、遊ばなければどうとでもなるだろう。そんなことを昔の自分も考えていたような気がする。いや、そう思っていたのだ。

だが昨日の自分を思い返すと、部活が終わり家に帰って、課題をやって、ご飯を食べて課題をやって、お風呂に入って課題をやって。十時ごろに疲れたと布団に入り、スマホすら点けずに就寝。どこの真面目っ子だよ。私らしくない。

私らしくないって、なんだ。自分らしさも分からないのに。