第六章 海の消える先二

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「クマ、最高!」  クマは、もうデレデレに喜んでいた。俺の顔も舐めようと、飛びかかってくる。 「内部のことは北川から聞いたし、弘武は家に帰れ。送っていく」  これで、将嗣と帰ったら、 佳親に根掘り葉掘り問い詰められるのは見えていた。
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