第六章 海の消える先二

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「……その年で初めてはいますか?」 「男ならば、後ろを使った事がない者が大半で、一生使わないと信じている」  北川は、女性は妻とプロが好きで、男だけが初物好きであった。 「名前を教えてください」 「何に使うの?」  売人を特定するために使用する。 「倍薬(ダブル)には危険があります。 これは、組み合わせてはいけない組み合わせと、どうなるのかのリスト。 こっちは致死量のリスト。 倍薬(ダブル)は重ねて飲んでも大丈夫と思われているのですが、 致死量を超えると死にます」  相澤経由でリストを貰っていた。 「それと、これは、接待を受けていた著名人の映像」  これと引き換えに、北川の情報が欲しい。
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