第六章 海の消える先二

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「百人……くらいかな」  ため息しか出ない。 その人数が、本来、知らなくてもいい、男との情事を覚えてしまったのか。 それに、売人の数が多すぎる。 「でもさ、その内、四割は一晩で逃げたよ。 どうにも、俺にか男にかは分からないけど、ケツを掘られるのが嫌だったのだろうね」
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