第六章 海の消える先二

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「戻って来なさい!」  征響が俺を追って同じように走ってくると、あっという間に屋根に走り上がり。 俺を屋根から投げ捨てていた。  下で構えていた佳親にキャッチされたが、こんなに怖い兄弟はいない。 弟を屋根から投げ捨てるとは思わなかった。 それに、征響の脚力は俺を上回る。
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