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「それでは、そのデータも没収しようかな」
「待ってください……」
北川の映像データが流れていた。
ベッドの上で、叫び声と嬌声があがり、浮かび上がる白い裸体が激しく揺れていた。
「…………何だ?これは?」
エロビデオよりも酷い。
情緒もへったくれもない、ただ突かれまくり、力のない人形のように揺られていた。
声も、肺に取り込んだ空気が、内側から突かれて吐かれているようなものであった。
「……これ、水無瀬先輩だ」
別の意味で、征響が驚いていた。
「まさかサッカー部ですか?」
「いいや、前の生徒会長だよ」
そんな優等生が、こんな場所に来ていたのか。
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