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「良いよなーシュウって・・・二人とも仲いいから」
モンチュは少しすねた様子で二人に逢いに行った。
「別にー私たち大気と湿気の神だがらー一緒にいるのが当たり前だろー」
気だるげに答えたシュウに相も変わらずイライラするモンチュであった。
「お前のそのマイペースっぷりどうにかしろよ!」
呆れるモンチュだが二人の会話はいつもこんな感じで奥さまのテフヌトはボーと話を聞いてた。
「そうですねー。私たち二人で一つみたいなものだからー」
テフヌトはボケーとしながら答えたが張り合いの無い二人にため息をついた。
「誰か証人はいないのか?」
モンチュはダメもとで聞いてみた。
「証人・・・あっーそういえば・・・ハピさんがもうすぐ増水の時期だがらナイルの上流の様子を見てきて欲しいと頼まれたかなー」
ボーとしている二人がゆっくりと考えた。
「で、その時間帯はハピさんと話していたって事?」
モンチュはイライラが限界になり大声で質問した。
「時間ははっきりとは・・・たぶん」
シュウがゆっくりと答えるとモンチュはため息をついて答えた。
「たぶん大丈夫。お前も俺を手伝え!!」
マイペースのシュウは面倒くさそうにモンチュの後に付いていった。
これでシュウとテフヌトは容疑者からはずされ、シュウを仲間にした。
次はヌトさん所へ事情聴取に行った。
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