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モンチュとシュウはその大雨に直撃しずぶ濡れになりながらバステトの神殿にやって来た。
「エジプトって雨降る?」
「いや・・・降らない!?」
二人は考えながら神殿へ入るとヌトが怒られていた。
「娘がどうかしましたか?」
シュウは娘のヌトをかばった。
「あなたの娘さんが大泣きしてエジプトに雨を降らせたんです」
モンチュとシュウは納得した。
「だから雨が降ったのか!」
「何かご用意でしょうか?」
神官は要件を聞いた。
「ヌトさんラーの船にヘビを入れませんでしたか?」
「私はここずっとバステトの所で仕事をしてました」
「え・・・ではラーには会ってないと・・・」
「はい。だって、あの人、この頃全然帰ってこないの・・・」
「ヌト。泣いたらだめだ」
シュウは娘をにらんだ。
「だって・・・」
「じゃー後で揉み揉みしてあげる」
「やった。パパの揉み揉み好き!」
ヌトは喜んでいたがモンチュは呆れていた。
「こら!スケベ親父!」
だが内心「いいな。近親相姦・・・」と羨ましく思った。
「そうですが。わかりました」
モンチュは慌てて想像したのを頭から消した。
モンチュとシュウはブバスティスを後にした。
「早く帰ってくるんだよ。待ってるから」
「パパも早く帰って来てね」
ヌトは容疑から消された。
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