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「今日は学校が休みでよかったです。美奈さんに会えるなんて。」
「私もうれしいです。ちょうど買い物の帰りだったんです。」
「御一緒に住んでいらっしゃる道彦さんはお元気ですか？」
「はい。元気ですよ。趣味でチェロを始めてます。でも、
お伝えしようと思っていたのですが７月から仕事の都合で
道彦さんは引っ越さないといけなくなってしまったんですよ。」
「まあ。それは残念ですね。道彦さんはどちらにいかれてしまうの？」
「仙台だそうです。道彦さんは重要なプロジェクトを任されているので
外れるわけにはいかないそうです。でも、この仕事が終わったら
また戻ってくるそうですよ。」
「そうなんですか。それじゃあ。みんなで家で道彦さんの歓送会を開きましょう。」
「ほんとにいいんですか。申し訳ないです。道彦さんきっと喜びますよ。」
「あ、それに健二さんも道彦さんがいなくなったら一人でさびしい
でしょう。よかったら、家に引っ越していらっしゃったら。みんな大歓迎よ。」
「え！ほんとうですか！みなさんと御一緒に暮らせるんですか？大感激です。
わー夢のようです。こんなに幸せでいいのかなあ。」
「私も健二さんと暮らせて嬉しいわ。お部屋もひとつ空いてるの。
御自由につかっていいのよ。」
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