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美奈は家に帰ると午後2時だった。
すぐに夕御飯の下拵え始めた。
それが終わると健二さんのために空いている部屋の
掃除を始めた。
5時から夕御飯の支度を始めた。
夕御飯の支度が終わった頃、和男と由香が帰ってきた。
「ただいま~!」
「おかえり~」
「うわあ。いいにおいね。」
「ありがとう。今日は御刺し身とけんちん汁を作ったのよ。」
「そう、すごーい。もうお腹ぺこぺこ。」
「すぐ用意するね。」
由香と和男はすぐに部屋着に着替えて降りてきた。
「御飯出来たわよ。どうぞ召し上がれ。」
「わあ。おいしそうね。」
「いただきま~す。」
「御刺し身おいしーよ。」
「おいしい。おいしい。」
「ありがと。魚勝の御主人がいいのを選んでくれたの。」
「ミナちゃんの盛り付けもすごく上手だよ。」
「ありがと。」
「そう、道彦さん、御仕事のご都合で仙台の方へ行かれてしまうみたいなの。」
「えー。そうなの。」
「それは、残念だなあ。」
「それで、健二さんが御一人になってしまって
御寂しいと思って一緒に住みませんかっていったの。」
「ほんと!健二さんはなんて。」
「喜んでくれたわ。一緒に住みたいって。」
「やった~。」
「健二くんも一緒だと楽しくなるなあ。」
「それで、勝手にすすめちゃって悪いけど道彦さんの歓送会を
しましょうって言ったの。」
「別に構わないよ。いつにしようか。」
「道彦さん、8月に行ってしまうっていってたから7月の最後の
日曜日はどうかしら。」
「私はだいじょうぶよ。和男さんは?」
「僕も大丈夫だよ。」
「じゃあ。そうしましょう。」
「ねえ。どうせなら趣向をこらしたいよね。」
「うん、どういう風にしようかな。」
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