ラブ生活

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「道彦さんが御仕事のご都合で仙台の方に行かれてしまうそうなんです。」 「あら、そうなの。さびしくなるわねえ。道彦さん家にも よくあそびにいらしてたのに。」 「それで、歓送会開こうと思いまして。ミキおばさんもいかがですか?」 「私もいいの?ありがとう。ぜひ参加させてくださいな。」 「わー。ミキおばさんも来てくださるととても楽しくなるわ。」 由香はうれしさに思わず手を合わせた。 「7月の最後の日曜日にどうかなあと思っているんです。」 「私はいつでもだいじょうぶよ。」 「あと、健二さんが御一人になってしまうんでこちらに 来てくださることになったんです。」 「そう、それはにぎやかになってよかったわね。」 「ユカちゃん。ありがとう。ずいぶん楽になったわ。」 「いいえ。どういたしまして。」 「あんまり遅くなると悪いから、そろそろおいとま させていただくわね。」 「今日は楽しかったわ。」 「友吉さんにも宜しく御伝えください。」 「今度遊びに行くね。」 「いつでも、いらっしゃいな。」 「それじゃあ。おやすみなさいね。」 「おやすみなさ~い。」
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