第1章 海洋国家・日本の航海術

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「日本の近海の状況」 日本の近海は、「海流」によって、船舶の航行を制限されます。 大きく分けると、3つの潮の流れがあります。 1.黒潮(日本海流) 2.親潮(千島海流) 3.対馬暖流 です。 例外として、瀬戸内海の「潮流」もあります。 潮流と海流の違いは、潮流は潮の満ち引きによっておこる海水の流れ、海流は潮流に左右されない外洋の大きな流れです。 「邪馬台国のイリュージョン作戦」で使った「黒潮」は世界でも最速の80km/日という速さの暖流です。 沖縄諸島から四国、南海、伊豆諸島沖、千葉沖へ流れる大きな流れです。 親潮は北海道から三陸沖を南下してくる寒流で、千葉沖で黒潮と合流します。南からの暖流と北からの寒流の合流地点は有用な漁場となります。 黒潮の一部が東シナ海へ流れ、九州北端と朝鮮半島の狭い海峡を通って日本海に抜ける対馬暖流となりますが、玄界灘の絞られた海域で速度が速まり、難所となります。 image=501861195.jpg
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