第1章 海洋国家・日本の航海術

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「台風の通り道である東シナ海」 「遣唐使の度重なる遭難」 「二度に渡る元寇軍の難破」 玄界灘や東シナ海は海流が早く難所だというのもありますが、難破の一番の要因は「嵐」です。 冬は季節風によってシケるし、夏場も発達した低気圧が通り過ぎる時に嵐となります。更に台風の通り道になっているのが最大の障壁になっています。 邪馬台国のイリュージョン作戦の時(第1話「邪馬台国の位置」参照)、奄美諸島、沖縄諸島を順次渡って行ったのですが、これも台風のシーズンになると困難となります。 如何に漕ぐのに慣れていたとしても、嵐が襲っては一たまりもないのです。 image=501870740.jpg
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