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陽介「(それから長い間姫さんと雑談をした)」
陽介「(長い間と言ってもたった数時間なのだが、まあ何の食べ物が好きとかどんな作品が好きとか、この教師どう思うとかこういうのが出来て欲しいとか、本当に他愛も無いことばかり話していた)」
陽介「(しかし依然この夢は覚めない。まだ太陽が昇っていないから夢から覚めるにはまだ早いと思うが、僕としては太陽が昇ってもこの時間が続いてほしいと思っていた)」
陽介「(ここは居心地が良くて気持ちがいい。ずっとここにいたいと思うがそれは姫さんは嫌がるだろう。僕は現実に帰りたくないが姫さんは違う。ちゃんと将来を考えて今を生きている人だ)」
陽介「(だからせめてこの時間が長く続くよう祈りながらこの時間を楽しもう。大丈夫だ。夢なんだから起きた頃にはもう忘れている)」
陽介「(何も惜しむことはない)」
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